どうも、先日AppleID乗っ取りのフィッシング詐欺に引っかかってしまいました。
なので、教訓のためにも、AppleIDが乗っ取られる瞬間から、その後の流れ、被害のポイントなどを書き記しておこうと思います。
AppleID乗っ取りの手口
AppleIDが乗っ取られるときはSMS(ショートメール)やメールに、このような内容が送られてきます。
各宅配業者ではSMSで不在通知などは行っていません。
ちなみにこのリンクに飛ぶと、AppleIDとパスワードを入力する画面に移動します。
あまりにも巧妙で気づかずにIDとパスワードを入力してしまうと。ハイ、AppleIDとお別れです。
2ファクタ認証をしている場合でも、他のデバイスで許可を押すと自動的に詐欺端末を自分のデバイスだと認証してしまいます。
いつも、当たり前のように認証画面が各デバイスに表示されるので、普通に許可する可能性が高いです。
いつもなら、絶対に引っかからないこの手の詐欺なんですが、今回はコロナ陽性の真っ最中で、さらにAppleで注文していた物の不在通知が来ていたので、やってしまいました。
本当悪夢でしかなかったです。
ちなみにですが、信頼できる電話番号を変更さえされていなかったら、パスワードの変更などができるので、詐欺被害に合わずに済みます。
AppleID乗っ取りによる、被害額
この度のAppleIDが乗っ取られることで発生した被害額は20,000円でした。
この20,000円は実質の被害額で、返金などの対応してもらえた額面も合わせると、およそ70,000円の被害でした。
ちなみに、自分の場合は携帯料金のまとめて決済を登録していたため、70,000円で済んだみたいです。
ちなみに返金手続きは全てAppleでおこないます。
上記に連絡して、見覚えのない請求の窓口に飛び込みます。
この窓口では返金できるものを確認しますと言われます。
確認後、その料金を教えてもらえますが、『返金できないものはどうしたらいいですか?』っと質問すると、「決済された先でご確認ください」っとたらい回しが始まります。
決済されたカード会社、携帯キャリアに連絡しても、結局返金されることはありませんので、無駄な労力は使わないようにしましょう。
返金されない金額は泣き寝入りするしかないです。
ちなみに返金できないモノは iTunesカードが購入されて、既に利用されてしまっているもの。
それ以外のアプリ課金などで利用されたものは返金していただけました。
ちなみにこんな領収書がAppleから鬼のようにメールで届きます。
世の中には自分より、もっと大変な被害額の方もいらっしゃるようでした。
AppleIDが乗っ取られて14000円×21回購入294000円の被害でした。あっという間の事でパスワードが急に変更されて信頼出来る電話番号変えられてカード会社に電話した時には22回目の購入をしている所だったとの事。Appleは夜21時以降連絡出来ないのでカード会社で止めました。皆さん気をつけて😭 pic.twitter.com/xyRodZjh80
— 河上シェフ❄爆誕🎂🎊🎉 (@caravan1979) May 14, 2021
#フィッシング詐欺
このメールガチで無視してください
AppleID消えるしアホみたいにクレカ使われます(Amazon、佐川よく使う人は特に)
すぐに気づいたから被害額は42000で済みました
電話番号070 5022 8790
ムカつくんで拡散お願いします
Appleの対応も納得いきません、、
詐欺する輩死んでほしいです pic.twitter.com/FZH5lyPFwg— Arita15 (@XwnAj) May 21, 2021
娘のAppleIDが盗まれ、勝手にiTunes コンテンツ購入の支払いに当てられたらしい。被害額3万円弱! Appleやauに掛け合ったところ、娘のiTunesアカウントには購入履歴が無く、支払い時刻に娘の端末履歴がないので不正利用が証明され、支払いは免除されそう。しかし、気持ち悪い出来事。。。
— しの助 (@Shino_suke) July 11, 2018
基本的にパスワード盗まれるなよっ!(自分も含め)って話なんですが、 被害を最小限に抑えるためには、クレジットカードやキャリアの簡単決済の登録は避けたほうがよさそうですね。
キャリアかんたん決済の場合は限度額を決められるので、通常使えないようにしておいて、課金するときだけ、限度額を上げるという方法もアリだと思います。
AppleIDが乗っ取られて困ったこと
AppleIDが乗っ取られて一番困ったことは、AppleIDを作り直さないといけないと言うことでした。
「えっ?作り直せばいいやん?」っと思われると思いますが、それは『いままで購入してきたアプリが全て使えなくなる』ということなんです。
そう、AppleIDに紐づいている購入したアプリ全てです。
高額なもので言うと、FinalCutProXやMotionなども含まれます。
はい、全て購入し直しです。なんとかアプリだけでも引き継ぎができないか、Appleにゴネてみましたが、全くとりあってはもらえませんでした。
また、iPhone・iPad・Macを探すを利用している場合、アクティベーションロックの解除をしないと、AppleIDの変更もできないという点です。
こちらも、Appleに連絡して、アクティベーションロックの解除の手続きをしないといけません。
本当に遅くてたまりませんでした。
もちろん、AppleIDを乗っとられるというフィッシング詐欺に引っかからないことが一番大事ですが、もしも、乗っ取られてしまった時の対処法はこちらです。
AppleIDが乗っ取られてしまったら
①カードを登録している場合はすぐにカード会社に連絡しストップしてください。
この連絡が遅くなると、被害額が膨らむ可能性が高いです。
キャリアの簡単決済を利用している場合には上限額を変更しましょう。※キャリアのWebページから変更が可能です。
②Appleの営業時間中であれば、Appleに電話します。
Appleの連絡先はこちらです。0120-993-993
この連絡が早ければ、iTunesカードなど返金不可能のものでも、使用前であれば返金が可能になり、被害額は減少します。
③電話を引き継いでもらい、アクティベーションロックの解除を手伝ってもらいます。
こちらはAppleサポートの電話でも、チャットでも可能ですが、電話で引き継いでもらった方が早いです。
1デバイスに付き、1つのメールアドレスが通常必要ですが、複数デバイスがあることを伝えて同じメールアドレスで申請することも可能になります。
ちなみに申請はWebからおこないます。
スタッフからメールが送られてくるので、リンクを進んで解除申請を出します。
アクティベーションロックの解除申請には購入証明の写真が必要となります。
購入された時の箱だったりが必要になる場合がありますので用意しましょう。
オンラインストアで購入された場合はメールで送られてくる購入履歴のスクリーンショットで問題ありませんでした。
まとめ
- 宅配業者はSMSでの通知は行っていないので、SMSの場合は全て詐欺
- メールでリンクが送られてきて、AppleIDなどの入力画面になった場合は関係のないメールアドレスとパスワードを最初に入れてみる。←これで通過したら、フィッシング詐欺
- AppleIDを乗っ取られたら、即Appleやクレカ業者に即連絡
- AppleIDを乗っ取られたら、有料アプリは諦めて、再度購入するしかない
- AppleIDを乗っ取られ、信頼できる電話番号を変更されていると、AppleIDを取り戻すことはできない。